訪日外国人が年間2,000万人を突破するようになり、日本各地の観光スポットに高い関心が寄せられています。外国人を魅了して止まない日本各地のなかには、日本人であっても憧れを抱かずにはいられない魅力的な都市が存在しています。特に一人暮らしだけでなくファミリー層からも人気が高く住みたい街をランキング形式で御紹介します。
住みたい街ランキングの第一位になったのは神奈川県横浜市になります。横浜といえば世界と日本をむすぶ一大貿易港であり、物流の要所として長年発展を続けてきました。様々な国の文化が花開き、周辺には各種の商業施設が展開しています。国際色豊かな横浜を象徴するのが、横浜中華街になります。世界にはチャイナタウンと呼ばれる中華系の華僑が盛んに商業活動を展開している都市は数多くありますが、なかでも横浜中華街は世界最大規模のチャイナタウンを形成しています。開港後、外国人居留地として発展したこともあり、赤レンガ倉庫など他のエリアではお目にかかれない風景を現在に伝えています。また横浜の魅力を集めるのは、性別年齢を問わず誰でも楽しめる商業文化施設の充実ぶりを指摘することができます。住みたい街に選ばれるのは、抜群の交通アクセスと首都東京に地理的にも近接している地域に該当する点も見逃せないでしょう。
住みたい街ランキングの第二位は、九州の政治経済や交通、食文化の集まる街、福岡になります。福岡を代表する街といえば博多があまりにも有名です。九州一円から届けられる海の幸と山の幸は、四季の移ろいに応じて、色々な食文化が花開く下地を作り出しました。フグや明太子・博多ラーメンなどはもはや全国区の料理として認識されるようになったほどです。比較的狭い地域でありながら、多彩な食文化を発展させるなど、多くの人を魅了してやみません。
住みたい街ランキングで第三位に入るのは、札幌市になります。北海道の札幌市といえば、四季のうつろいを目の当たりにできる自然と都市空間が見事に融合した街並みが特徴です。札幌市は計画的な市街化計画によって、いわゆるコンパクトシティを目指し、地下鉄網などを整備し、短い通勤時間を実現するなど、ファミリー層にとっても住みやすさを実感できる街との声が高い地域です。整然とした都市計画に基づく街づくりが行われてきたことで、治安も良好です。無計画に発展を遂げてきた都市では治安面で不安を抱くことがあります。豊かな自然と、ファミリーにとって住みよい都市環境が、札幌が人気を集める理由です。
